当協会が、過日実施いたしました標記の調査結果をお知らせします。
多くの会員企業様からご回答をいただき、誠にありがとうございました。
調査概要
1.調査内容
2019年4月及び2018年4月採用の新卒者数 (学歴別、男女別、外国人留学生数)
2.回答総数
177社
3.結果の概要
177社全体では、一社平均24.2人から24.6人へと、昨年調査(22.2人→22.6人)と同様に採用増となった(実数では66人の増加)。
業種別、企業規模(従業員数)別の概要は以下のとおり。
(1)建設業(22社)は、全体で前年の平均6.1人から6.2人とほぼ横ばいとなった。従業員数300人以上は採用が0.8人増であったが、300人未満は採用が減少した。
(2)製造業(67社)は、全体で平均2.6人の採用増となった。従業員数100人以上では各階層で採用増となったが、100人未満は△2.5人の減少となった。
(3)運輸倉庫業(17社)は、全体で平均0.8人の採用増となった。従業員数1,000人以上、100人~400人未満は減少し、400人~1,000人未満、100人未満は増加とばらつきが見られた。
(4)卸小売業(30社)は、全体で平均△1.8人の採用減となった。100人~300人未満の階層を除き、従業員数1,000人以上は△4.5人、300人~1,000人未満は△3.4人、100人未満は△1.2人の採用減となった。
(5)金融保険業(77社)は、全体で平均△6.1人の採用減となった。
(6)福祉医療関係(4社)は、全体で平均△5.8人の採用減となった。
4.本年は、全体として平均0.4人の採用増と、昨年調査並みの結果となった。また177社中68社、38.4%の企業が昨年に比べて採用減となっており、その内12社は採用ゼロと新卒者が確保できなかった。昨年同様、採用難の状況は継続していると思われ、人手不足の状況がうかがわれる。